オープン時に作ったデザインのままで良いのか?
今回はショップツールのデザインについて考えてみます。
ショップツールと一言で言っても、
チラシ、ショップカード、紹介カード、メニュー表、名刺、ホームページなど、
その種類は様々です。
そして、その大きさやお客様に触れる場所(シチュエーション)などにより、
ツールの得意不得意も異なります。
大抵のお店では、お店の開業時にショップツールを一通り作成し、
その時に作ったデザインを継続して使っているところが多いと思うのですが、
本当にオープン時に作ったデザインのままで良いのでしょうか?
結論からいいますと、
イエスでありノーです。
それは、デザインの内容が
お店のコミュニケーション戦略に則っていればイエスであり、
そうでなければノーと言うことです。
ショップツールというのは、
デザインしなければ真っ白なキャンパスと同じです。
それ自体には何の力もありません。
そこにメッセージ(想い)を吹き込む事で
はじめてショップツールとして成立します。
つまり、このメッセージの部分「何を伝えたいのか」の「何」が極めて重要になるのです。
この「何」はコミュニケーション戦略におけるゴールであり目標です。
目標を設定すると言うことは「意思」が必要です。
ああしたい、こうしたい、という意志がなければ
目標を設定する事は出来ません。
例えて言うと、
美容師の方にはハサミというツールがあります。
そして、ハサミを自在に扱うという技術力を持っています。
しかし、そのツールも
「こういうスタイルを作りたい」というイメージ(意思)が無ければ
スタイルを作る事が出来ない、というのと同じです。
ショップツール一つを見ると
大した事ではないように思えますが、
いくつかのツールの集合体でコミュニケーションは成り立ちます。
「今、お客さんに何を伝えたいのか」をしっかり考え、
ツールの中身一つ一つを丁寧に見直す事が、
全体的な成果となって現れてくるのです。
これからお店をオープンされる方はもちろん、
既にお店を営業している方も今一度、
自店のショップツールを見直してみてください。
お店の想いがちゃんと感じられますか?