よいチラシを作る為には、よいチラシを知ることからはじまります。
しかし、良いチラシがわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはじめにこちらをご覧ください。
「お爺ちゃんに朗報です!新しいタイプの入れ歯の登場です!」
この文章を読んであなたは関心をしめしましたか?
もしあなたがおじいちゃん、あるいは入れ歯の方であれば興味がわくかもしれません。
しかし、おそらくこのテキストを読まれている方の多くは、そうではない方がほとんどではないでしょうか。
人は他人事の情報ではふりむいてくれません。自分事だと思わせることが大事なのです。
よいチラシとは読んだ人が「自分の事」だと気づき、そして「役立つ情報」だと思わせるチラシです。
「なんだか難しそう?」いえいえ、そんなことはありません。
いくつかのポイントさえおさえていれば、誰にでもよいチラシはつくれます。
これからいくつかのポイントを順番に説明していきますので、自分のお店を想像しながらチラシの裏紙にでも書き出していってみて下さい。
このテキストを読み終えた後には、きっとよいチラシが出来ていますから。
まずチラシを読んでほしい相手のことを考えます。
読んでほしい相手は、基本的にお店のメインターゲットになります。つまり現在お店に来てくれている客層になります。
その客層の生活スタイルやファッション、関心のある話題、
読んでいるであろう雑誌など具体的なイメージを考え、一枚の紙にまとめます。
もし、新しい客層を開拓したいとお考えであれば、どんな相手なのか具体的にイメージし、同じように書き出してみましょう。
次に自分のお店の「良いところ」について考えます。
これが結構難しいと感じられる方が多いのではないでしょうか。
他人がやっているお店の良いところは意外と見ていたりするのですが、
毎日見ている自分のお店のいいところは実はなかなか気づきずらいものです。
現在お店に足を運んでくれているお客にアンケートをとる等して、
「何故お客があなたのお店に足を運んでくれているのか?」
その理由を考えてみると良いかもしれません。
そして、お店の良いところが見えてきたら、次は、それがお客さんに「どんな便益をもたらすのか」について考えます。
ひとつ例を挙げると、「野菜のソムリエがいる居酒屋」だとします。
これをお客の立場で考えると「野菜のおつまみ教えます」と言いかえます。
すると、野菜のソムリエがいることが「お客にとってどう良いのか」が明確になり、興味を惹く事ができるのです。
このように、便益から発想するのではなく、理由から発想してみると、スムーズにいくかもしれません。
また、お店の良いところをお客の立場から見つめ直してみると、単にお客サイドのメリットだけではなく、思いもつかなかった新しいサービスが生まれたりもするので、色々と考えてみましょう。
最後になりますが「お客にとってどういいのか」を「分かりやすく」伝えるです。
ここが結構難しいので、苦労するところかもしれません。
伝えたい情報を整理し、レイアウトや配色などを工夫して、分かりやすい表現にします。
ここでポイントとなるのが、
読んでほしい相手の好むような見た目や言い回しにすることです。
相手が男性なら男性らしいデザインに、相手が女性なら女性らしいデザインに、
高級な商品であれば高級感のあるデザインに、リーズナブルな商品であればリーズナブルに、
と言った具合に、お店のコンセプトや価格帯に沿ったデザインに仕立てます。
また、相手の年代も当然意識する必要があります。
もし、相手の方がご年配の方であれば、文字のサイズを少し大きめにして、見やすいデザインを心がけましょう。
どうですか?できましたか?
こうして作った原稿に住所や電話番号など、お店の基本情報を入れるだけでチラシの完成です。
意外と簡単にできたのではないでしょうか。
このように、チラシに向き合って、受け取る相手の事をいつもよりちょっとだけ深く考えることで、チラシの効果はアップします。
しかし、よいチラシが出来たからといって、
これで満足してはいけません。
チラシあくまで集客の手段に過ぎないのです。
肝心なのは「チラシで集客したお客が一人でも多く常連客になって頂くこと」です。
チラシを巻いてもなかなかリピートに繋がらないとお考えの方は、まずチラシの受け皿となる「お客がリピートする仕組み」を構築し、チラシによる集客をご検討される事をおすすめします。
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